この特許は、飲料ボトルなどの液体を含む容器に貼り付けるためのRFタグに関する。ICチップとループ部、補助アンテナ、基材から構成され、補助アンテナはインレイの電波周波数に合わせた設計がされている。補助アンテナとインレイはコンデンサカップリングで接続され、通信特性が向上する。基材は飲料ボトルのラベルシートで、RFタグの機能を保護する。
従来のRFタグは水分や金属の影響を受けやすく、通信距離が短いという問題があった。特に飲料ボトルのような液体を含む容器に貼り付ける場合、通信性能が大幅に低下することが多かった。また、複数のRFタグを一度に読み取ることが難しく、効率的なデータ収集が困難であった。これらの問題は、RFタグの利用範囲を制限し、実用性を低下させる要因となっていた。
この特許は、面状のアンテナを備えたRFタグを提供することで、通信特性を向上させる。補助アンテナはインレイの電波周波数に合わせた設計がされており、切り欠き部を持つことで、インレイとコンデンサカップリングで接続される。これにより、水分や金属の影響を回避し、複数のRFタグを一括して読み取ることが可能となる。基材は飲料ボトルのラベルシートであり、RFタグの機能を保護する。