この特許は、超音波を使って体内の組織の硬さを測定し、その結果を画像として表示する装置に関する。装置は、超音波プローブ、送信部、受信部、変位量計算部、到達時間決定部、画像発生部を含む。超音波プローブは複数の振動子を持ち、せん断波を発生させる。受信部は受信信号を生成し、変位量計算部は組織の変位量を計算する。到達時間決定部は到達時間を決定し、画像発生部は色相を割り当てた画像を生成する。これにより、操作者は組織の硬さを直感的に把握できる。
従来の超音波診断装置では、体内の組織の硬さを正確に測定することが難しかった。特に、せん断波の伝搬速度や到達時間を正確に計算し、それを基に組織の硬さを可視化することができなかった。そのため、操作者は組織の硬さを直感的に把握することができず、診断結果の信頼性が低かった。また、従来の装置では、計測結果を画像として表示する際に、色相を使って結果をわかりやすく表示することができなかった。
この特許は、超音波を使ってせん断波を発生させ、その波が体内を伝わる速度や到達時間を計算し、それに基づいて組織の硬さを可視化する装置を提供する。具体的には、超音波プローブ、送信部、受信部、変位量計算部、到達時間決定部、画像発生部を含む装置を使用する。これにより、操作者は組織の硬さを直感的に把握でき、計測結果の信頼性が向上する。また、色相を使って結果をわかりやすく表示することで、診断結果の理解が容易になる。